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上腕骨外側上顆炎(通称:テニス肘)の症状
上腕骨外側上顆炎の症状の特徴としては、ある一定の動作(手を上に反らすなど)をした時に筋肉の腱が付着する肘の外側に痛みが出現します。
①初期
肘の外側の違和感や張り感、軽い痛みが出現します。
②中期
ドアノブを回す時に痛みがある。
手の甲を上向きにして物を持ち上げる時に痛みがある。
テニス中バックハンドで打つと痛みがある。
③後期
安静時でもズキズキと痛みがある。
熱感があり、腫れがある。

テニス肘に関する当院の考え

上腕骨外側上顆炎(通称テニス肘)とは、手首を上に反らす働きをする長橈側手根伸筋と短橈側手根伸筋、指を伸ばす働きをする総指伸筋の3つ筋肉の腱が、加齢に伴う変性や使いすぎなどが原因で、付着部の肘の外側で炎症が起こり痛みが生じる病気だと考えられます。
肘の外側に付着する3つの筋肉はテニスラケットを振る際によく使われる筋肉で、テニスをする人に多く見られることからテニス肘と言われていますが、他にも同じラケットを使う競技のバドミントンや卓球でも見られることがあります。
スポーツ以外でも、最近では多いデスクワークの方でもパソコンをよく扱うことから、この症状が見られることが増えてきています。

テニス肘を放っておくとどうなるのか

テニスなどの腕をよく使うスポーツ、指をよく動かすデスクワーク、重いものを持ち上げたりする力仕事をしていると、肘の外側にたくさんの負担がかかってきます。
この負担を何もケアをしてあげずに痛みを長期間放置してしまうと、傷んだ腱や周囲の組織に痛みを感じやすくなってしまい、さらには自分で組織を修復する力が低下し治りにくくなってしまいます。
そうなってしまうと、握力がだんだん弱くなりコップを握るのも難しくなったり、肘の曲げ伸ばしが制限されるなど、日常生活に支障が出てきてしまいます。
重症になると完治までの期間が長くなるので、少しでも違和感や痛みがある場合は早めの受診を心がけましょう。

テニス肘の改善方法

上腕骨外側上顆炎の改善方法としては、1つ目は普段からストレッチを行うことです。肘の外側から手の甲にかけての筋肉や腱をほぐしてあげると、肘や手首の可動域が広がり、肘の外側にかけるストレスを軽減することができます。筋肉の柔軟性を高めるためにも、ストレッチを習慣づけましょう。
ストレッチの後に氷嚢などでアイシングをしてあげるだけでも、痛みが軽減します。
2つ目の改善方法は専用のバンドやサポーターの使用です。バンドなどには筋肉や肘を固定して関節を保護する役割があります。普段から着用しておけば運動や作業時の肘の負担を減らすのに有効です。

テニス肘の改善にオススメする当院の施術メニューとは

明るい挨拶

当院の施術メニューとして最も効果的なものは、鍼施術となります。
上腕骨外側上顆炎に大切なのは、手首を反らす働きをする長橈側手根伸筋と短橈側手根伸筋、指を伸ばす働きをする総指伸筋などの緊張や炎症を抑え、肘の外側にかかる負担を軽減させてあげることです。
当院の鍼施術を行えば、筋肉の奥深くまで鍼で緩めることが出来るので、上腕骨外側上顆炎には効果的です。
筋肉の緊張を取り除いた後に、いつも通りに仕事や日常生活で手や指を使ってしまうと、治りが悪くなる、もしくは治らないままになってしまうので、固定・安静にすることが重要です。

その施術をうけるとどう楽になるのか

鍼の施術とは症状などによって使用する鍼の太さは異なりますが、だいたいが髪の毛くらいの極めて細いものです。その鍼で筋肉を傷つけ修復の力を利用して筋肉を緩め緊張を取り除きます。筋肉の緊張を取り除くことで神経や血管への負担を軽減し、症状を和らげます。筋肉だけでなく、肘から手首の間にある大腸経のツボに鍼をうつことで症状の緩和に繋がります。
鍼の効果は他にも、組織や器官の機能を回復させる生体機能調整作用、血行促進作用、免疫力の活性化作用があります。

軽減するための施術頻度は

1回の施術ですべての症状が取りきれるわけではありません。1回目の鍼の施術で拒否反応などが無ければ、何回も繰り返し施術を行うことで症状が改善されます。最初のうちは症状も強く出ている為、なるべく毎日通って頂き施術を受けて頂くことが好ましいです。症状が落ち着いてきても、施術を行わない期間が空きすぎてしまうと症状が元に戻ってしまう可能性もありますので、1週間に2~3回のペースで通っていただくことが理想です。