スポーツ障害

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スポーツ障害といわれるとスポーツをされている人にしか発症しないものと思っていませんか?実は日常生活でかかる負担で発症する場合もあります。
スポーツ障害にも分類されるテニス肘、こちらは正式名所として外側上顆炎といわれ、子育てをされているお母さまや、フライパンを振ることの多い料理人長時間パソコン作業などをされるデスクワーク系仕事をされている方でも発症致します。
他にも腰椎ヘルニア、こちらも良く聞く名前だと思いますが、これも分類的にはスポーツ障害に含まれます。
最近腰が痛いという方では例えば昔スポーツをされていた際に腰椎すべり症を発症し、成人以降に腰痛に悩まされるという患者様もいらっしゃいます。
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そもそもスポーツ障害とは?当院の考え
スポーツ障害長期間同じ動作をすることによって痛めてしまう疾患の事です。
いわゆるオーバーユースと言われるものです。
長時間同じ動作をするという事で、家事をされる方や、長時間パソコン作業をされるサラリーマンの方でも症状として出現することがあります。
使いすぎ、オーバーユースによって発症する疾患の総称をスポーツ障害と呼びますので、スポーツをされている方ではなく、現在は日常生活で痛める方の方が大多数です。治療としては、痛みが出る動作をなるべくしないというのが一番の治療方法になりますが、使わないという事は日常生活では難しいと思いますので、日常生活でかかってしまっている負担を取るという事と完治に向けての治療をしていくという方向で治療を進めていきます。
ですので当院では治療と並行して日常生活での動作を改善するよう同時に指導をさせて頂きます。
多いものとしてデスクワーク中のキーボードの位置、これを変えるだけでも疼痛が軽減した。長時間パソコン作業をしても痛みが出なくなった等という事例もありますので、細かく聴取をさせて頂き、こちらからお伝えさせて頂きます。 -
スポーツ障害を放っておくとどうなるのか
肩こりや腰痛など一般的によくでる症状でしたら少し休む事で回復する事があると思いますが、スポーツ障害をそのままにしても治る事はありません。一時的に痛みがなくなる事はありますが根本的に治っているという事はありません。
前項目でもお伝えしたようにオーバーユース、いわゆる使いすぎによっておこる疾患ですので使用頻度が減れば痛みはなくなります。しかし、同じ使い方を続けていけばすぐに痛みが再発したりとしてしまいますので、そのままにしていても一進一退で結局はずっと痛みは続いてしまいます。
ですので、なかなか痛みが取れないと思っている際はすぐに治療を開始するようにしてください。また一度痛みが出てしまうと根気強く治療を継続していただかないと完治させるのは難しいので、しっかりと通院をして治療をするようにしてください。 -
スポーツ障害にはどんな施術メニューがおすすめですか?
スポーツ障害の疾患によるのですが、どの治療でも対応はできます。
どの疾患にも言えることですが、筋肉の緊張を取る治療と骨格を改善する治療を併用する必要はあります。
筋肉の緊張を取る治療としては浅層筋に関しては手技療法をおススメします。いわゆるマッサージです。そして浅層筋の施術だけではなく深層筋の治療、鍼灸治療をする事をおススメします。筋肉は何層にもわかれており、表面の筋肉の緊張を改善しても、深層筋が緊張していればすぐに症状がでてしまします。
この深層から改善していくことで早期完治を目指せますので、同時並行で治療をしていきましょう。
また筋肉の治療と一緒に筋肉がついている土台の骨格の改善も行うようにしてください。
土台が歪んでいるとせっかく筋肉の緊張を改善させてもすぐに負担がかかり疼痛が出てしまいます。ですので、この三つの治療を併用することをおススメします。 -
その施術を受けるとどう軽減するのか
前項目でお伝えした治療を併用していても、治療を受けていくと軽減したり、痛みが増したりしながら症状は改善していきます。
治療としては悪い箇所を一箇所づつ、同時に治しても二箇所づつしか治療を進めていくことはできません。それ以上お身体に刺激を入れてしまうと逆に痛みが増したりしてしまう可能性が高い為です。
後は、こちらからお伝えする日常生活上での注意事項を意識していただければ改善方向に向かいます。
私たちが治療できる時間は一日の中でも時間が限られています、ですので患者様に日常生活での注意事項を守っていただけなければ負担がかかる量と治療で治せる量の差が開いてしまい、治りにくくなってしまいます。
ですのであくまでこちらからお伝えする事を守っていただく事を前提で話をすすめると右肩上がりに症状は改善させることはできます。
早期完治させるためにはこちらサイドの頑張りだけでなく患者様も一緒に頑張っていただきなおしていきましょう。
改善するための通院(施術)頻度は?
通院ペースは治療開始から二週間程度は出来るだけ通院するようにしてください。これるのであれば毎日来ていただく事が理想です。なぜならこの治療開始からの二週間が一番お身体の変化が出やすい時期だからです。
この二週間でしっかりと症状を軽減させたら最低限3日に1回のペースでの通院をするようにしてください。もちろん悪化した場合は通院の頻度を上げて頂く必要はあります。
このペースで治療を行い、症状を軽減し日常生活に支障が出来ない状態までの治療でしたら3ヶ月程度を見込んでおいてください。
もし、根本的に原因を改善したい場合は6か月~9か月の通院をおススメします。